
■メカとか乗り物とかのお話し
とある日曜日、目が覚めるともう昼をまわっていた。
その日の札幌は天気も良く、昨日降った雪に日の光が反射して外がすごくまぶしい。
あぁ…休日に家でゴロゴロするなんて、いつ以来だろう…。
寝惚けた頭でぼーっと考え、当たり前の事にちょっとした幸せを感じたりしてみる。
長かったプロジェクトもようやく終わりが見え、入れ替わった日常と非日常がもどりつつあるのだ。
そういや昔、(天外で)こんな事やろうとか考えてたっけなぁ…。
もう何年も前の事だが、プロジェクトを始めた時の事を無意識に思い出していた。

まだ広井さんというか、REDさんとも正式に話しを始める前、立ち上がったばかりのプロジェクト
のメンバーでどんな事をやりたいとか話したりしていた。
「やっぱ土偶ロボは絶対でるよね」
てな訳でいきなり書きましたよ久保さん。(図1)
「な、なんかカッコいいんですが、趣味入りすぎてません??」
というか、これでは未来兵器ですがな…。
で、色々書いた結果こんな感じで落ち着きました。(図2)
「なにやら微妙に趣味の部分が残ってるようにも見えますが…良い感じですね」
とまぁストーリーのスの字も決まってないうちから色々と絵を描いてもらったりしてました。
特に土偶ロボはどんな形であれ、多分ゲーム中には出る事になるだろうからここに載っている以外にも幾つか案を描いています。
ゲーム作りは実際に形になりだしてからも面白いのですが、何にも決まってない時期に色々と考えるのも楽しいんですよね。まぁその分あとで苦労する訳ですが…。
「なんか凄い乗り物だしたいねぇ、2の鋼鉄城より凄いの!」
てな訳でチャチャっと描いてもらったのがコレ。(図3)
「無国籍な感じが良いですねぇ、でもなんだか迫力がないというか…」
とまぁ、何する乗り物かも決まってないのに無茶言ってみます。
で、話しをしているうちに、乗り物はユーザーがエディットできるようにしようとか、凄い武器持ってててとか、宇宙までいけるようにしようぜぇとかとか…色々無茶な事言って描いてもらったのがコレ。(図4)
「うっひゃー、なんだか凄いけど訳わかんねぇ!!」
と、描いた人に失礼なコメントを述べながら、
「いやいや、でもいいですよ! これなら宇宙でもいける!!!」
って、ストーリー決まってなんですけどね、でもこの頃は本当に宇宙に行きたいと考えていました。
で、ここまでくるとこれはゲーム中だれが作ったんだろうとか、これでどこどこに行ってさぁとかどんどん話しがはずみ、色々と物語の話しを作っていったりしてました。
そして幾日か過ぎ、広井さんと打ち合わせをする事になったので、いろいろと描いてもらったものなどを見てもらう事にしました。
まずは絵を見せて反応を伺おうかなぁなんて思ってたら、
「カッコイイジャン、いいねー、でも別なゲームで使って!」と、広井さん。
あらら、まだ説明もしてないんですが…。
やっぱやりすぎましたか、そうですか。
ちょっと天外の枠を超えすぎたかなーと思ってはいましたけどね…。
えぇ、もうこうなりゃ帰って不貞寝ですよ。
ってそれは冗談ですけどね、大人ですから…。
えぇ、涙で枕なんか濡れませんでしたよ、絶対…… うぅ。
※画像をクリックすると拡大表示がご覧になれます。
懐かしい想いとともに、あそこはああすれば良かったなぁとか、ここはこうすれば良かったとちょっと後悔する気持ちもあり複雑な心境になっていた。
次に作るゲームで活かせれば良いか。そうだ次はどんなゲーム作ろうかなぁ。
暖かい日差しを受け、また眠たくなってきた。
今日は会社に行く必要も無い。
あともう少しだけ眠ろう。
今日は涙で枕も濡れはしないだろう。
2005/02/18(金) 札幌開発室にて
追伸
結局あの頃描いてもらったものは全て今回発売されるゲームには入っていません。
土偶ロボはゲーム中に登場しますが、別なデザインに変わっています。
